ドライヴ

公開日:2012年3月31日
製作年度:2011年
製作国:アメリカ
上映時間:100分
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
脚本:ホセイン・アミニ
出演:ライアン・ゴズリング/他
物語:昼は映画のカースタント、夜は強盗逃し専門の運転手をしてるドライバー(ライアン・ゴズリング)は、隣人アイリーンに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫がいた。ある日、服役から戻った彼女の夫が血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃する。
感想:スタントマンと逃がし屋の2つの顔を持つドライバーの姿をクールに描き、欧米評論家の称賛を浴びたクライム・サスペンスだ。危険な運び屋は『トランス・ポーター』っぽいが、女性に対する気持ちに決定的な違いがある。ドライバー役のライアン・ゴズリングの“間”を生かした演技も秀逸だが、光と影を生かした映像力も見逃せない。必見!
総評価86点
ヘルプ 心をつなぐストーリー

公開日:2012年3月31日
製作年度:2011年
製作国:アメリカ
上映時間:146分
監督・脚本:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン/他
物語:アメリカ・ミシシッピ州。1960年代当時、白人家庭でメイドとして働く黒人女性達がいた。作家志望のスキーター(エマ・ストーン)はメイドの置かれた立場に疑問を抱き、彼女達にインタビューをする事に。仕事を失う事を恐れて、皆が口をつぐむ中、一人の女性の勇気が社会を揺るがす事になる。
感想:1960年代、人種差別が横行していたアメリカの田舎町に変化をもたらした実在の女性達を記したベストセラー小説を映画化した人間ドラマだが、見応えアリだ。本作品を手掛けたテイト・テイラー監督は、前作『ウィンターズ・ボーン』でも地域の掟に縛られる人々を見事に描いたが、本作品でも白人側の生活事情と黒人側の苦しい心情を分け隔てなく描いている。
総評価84点!
スーパーチューズデー 正義を売った日

公開日:2012年3月31日
製作年度:2011年
製作国:アメリカ
上映時間:101分
監督・脚本:ジョージ・クルーニー
脚本:グラント・ヘスロヴ/他
出演:ライアン・ゴズリング/他
物語:マイク・モリス知事(ジョージ・クルーニー)の大統領選挙で戦略担当を務めるスティーヴン(ライアン・ゴズリング)は、決戦のオハイオ州予備選討論会の後、ライバル陣営から密会の依頼を受ける。その後、インターンの女性と仲良くなった彼は、選挙戦を揺るがす重大な秘密を知ってしまう。
感想:アメリカ大統領予備選挙を舞台に、選挙戦の裏側をスキャンダラスに描いた政治サスペンスだが、若干インパクトが弱い。ライアン・ゴズリング、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジョージ・クルーニーと俳優陣は申し分ないが…サスペンス要素だけではなく、普遍的な要素も欲しかった。
総評価82点
テイク・シェルター

公開日:2012年3月24日
製作年度:2011年
製作国:アメリカ
上映時間:120分
監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
音楽:デヴィッド・ウィンゴ
出演:マイケル・シャノン/ジェシカ・チャステイン/他
物語:小さな田舎町で妻子と充実した生活を送っていたカーティス(マイケル・シャノン)は、大災害の夢を見るようになる。恐怖、まもなく地球規模の天災が起きると思い込んだ彼は、避難用のシェルターを作り始める。
感想:大災害発生の恐怖にかられた男の狂気を描き、カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリをはじめ、さまざまな映画祭で絶賛されたサイコ・スリラーだが、精神病と予知能力の狭間を描いた辺りが興味深い作品だ。ラストまで、精神病を焦点に人間ドラマを描くのか、地球規模のハルマゲドンに発展するのか、読ませない手法が良い。主役を演じたマイケル・シャノンが熱演。一見の価値アリだ。
総評価79点
FLY!〜平凡なキセキ〜

公開日:2011年3月10日
製作年度:2011年
製作国:日本
上映時間:107分
監督:近藤真広
脚本:上田誠/他
音楽:仲西匡
出演:小籔千豊/相武紗季/温水洋一/他
物語:大阪の町工場で働く平野満男(小籔千豊)は、ひそかに工場の事務員でシングルマザーの高崎ななみ(相武紗季)に思いを寄せていた。ある日満男は、草野球の最中、遠い星から地球に偶然落ちた宇宙人のシカタ(温水洋一)に出会う。女性にモテずパッとしない共通の悩みを持つ者同士、満男とシカタは友情を深めていく。
感想:モテない男とさえない宇宙人の出会いと友情、それぞれの恋の行方を描いているが、お笑い芸人の小籔千豊と温水洋一という異色キャスティングが面白い。温水洋一は、緑色の顔に銀色のおかっぱ頭の宇宙人で登場する(笑)。ゆるい物語ながら、ホッコリと見れる癒し系作品だ。
総評価79点
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

公開日:2011年3月16日
製作年度:2011年
製作国:イギリス
上映時間:105分
監督:フィリダ・ロイド
脚本:アビ・モーガン
音楽:トーマス・ニューマン
出演:メリル・ストリープ/他
物語:1979年、保守党のマーガレット・サッチャー(メリル・ストリープ)が女性初のイギリス首相となる。“鉄の女”の異名を取るサッチャーは、財政赤字を解決し、フォークランド紛争に勝利し、国民から絶大な支持を得るが、彼女には誰にも見せない孤独な別の顔があった。
感想:イギリス初の女性首相として強力なリーダーシップを発揮したマーガレット・サッチャーを、実力派女優メリル・ストリープが演じ、アカデミー主演女優賞を受賞した作品だ。老いたサッチャーが回想しながら、時系列に描かれる女性初のイギリス首相誕生秘話は、メリル・ストリープの熱演で違和感なしだ。
総評価83点
SHAMEーシェイムー

公開日:2011年3月10日
製作年度:2011年
製作国:イギリス
上映時間:100分
監督・脚本:スティーヴ・マックィーン/他
出演:マイケル・ファスベンダー/キャリー・マリガン/他
物語:NYに暮らすブランドン(マイケル・ファスベンダー)は、プライベートの全てをセックスに費やしているセックス中毒状態。ある日、ブランドンのアパートに妹のシシーが転がり込む。恋愛依存症でリストカット癖のあるシシーとの生活で、2人は激しくぶつかる。
感想:『ハンガー』で頭角を現したスティーヴ・マックィーン監督の最新作だが、セックス依存性を真っ向から描いている問題作だ。『X-MEN』シリーズのマイケル・ファスベンダーを器用した点が興味深い。R18指定なのでセックス描写があるが、快楽よりセックス依存性者が抱える苦しみが描かれている。何事も程々が良いと痛感できる作品だ。
総評価82点
戦火の馬

公開日:2012年3月2日
製作年度:2011年
製作国:アメリカ
上映時間:146分
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:リー・ホール/他
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ジェレミー・アーヴァイン/エミリー・ワトソン/他
物語:農村に住む少年アルバート(ジェレミー・アーヴァイン)の愛馬であるジョーイが軍馬として騎馬隊に売られ、フランスの戦地に送られてしまう。一方、アルバートは徴兵年齢に満たないにもかかわらず、ジョーイと会いたいがため激戦下のフランスへ旅立つ。
感想:1982年にマイケル・Mが発表し、舞台版がトニー賞5部門に輝いたイギリス小説を巨匠スティーヴン・スピルバーグが映画化した作品だが、近年稀にみる映画の良さを凝縮した秀逸作品だ。最近流行りの映画に有りがちなスピード展開を排除し、じっくりと映画に浸れる内容になっている。必見!
総評価89点!
シャーロック・ホームズ シャドーゲーム

公開日:2012年3月10日
製作年度:2011年
製作国:アメリカ
上映時間:129分
監督:ガイ・リッチー
脚本:マイケル・マローニー/他
出演:ロバート・ダウニー・Jr/ジュード・ロウ/他
物語:オーストリア皇太子が自殺する事件が起きるが、シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は皇太子が暗殺されたと推測。事件の謎を解くため社交クラブに潜入したホームズは、ジプシーの占い師シムと出会うが、暗殺事件の首謀者モリアーティ教授に狙われてしまう。
感想:『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニー・Jr×ジュード・ロウの名コンビが躍動するアクションミステリー『シャーロック・ホームズ』の第2弾だが、ハイスピードカメラとスピード展開が目白押しのエンタメ作品になっている。特にシャーロック・ホームズのキテレツな変装は必見(笑)!
総評価82点
ヒューゴの不思議な発明

公開日:2012年3月1日
製作年度:2011年
製作国:アメリカ
上映時間:126分
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジョン・ローガン
音楽:ハワード・ショア
出演:エイサ・バターフィールド/ベン・キングズレー/他
物語:1930年代のパリ。駅の時計台にひそかに住む孤児の少年ヒューゴ(エイサ・バターフィールド)の唯一の友達は、亡き父が残した機械人形だった。壊れたままの人形の秘密を探る過程で、彼は不思議な少女イザベルとジョルジュ(ベン・キングズレー)に出会う。
感想:世界的巨匠マーティン・スコセッシ監督が初めて3Dでの撮影に挑んだ本格ファンタジーだ。少年が父親の遺品の謎を解く物語だが、アカデミー賞にノミネートされているだけあって、繊細な映像で魅了する人間ドラマになっている。貧困をリアル背景にしながら、想像力を掻き立てる描き方が素晴らしい。
総評価86点!




